○さくちゃんとの会話
夜、桜間くんに声をかけられました
「おぅい、教習車の室内灯ついてるで」
おうサンキューサンキュー
で、
消しにいってみたらランプなんて
ついてない・・・
「お前さランプなんて点いてないじゃん
これってドア閉めてから時間差で消える
タイプだろ、よく見ろよ」
「うっさいのぅ、
人の親切をごちゃごちゃ言いおって
じゃあもしもこれから室内灯点いてても
言わなくてもいいんやな⁉」
「話をすりかえやがって、このやろ
そこはお前何も言わずに消しとくが
正解だろが」
「男のくせにちっちゃいことでめんどい
のう」
「小っちゃいのはお前のお目目だろ
ほっそい目よ~く開いてくもりなき
まなこで見さだめて決めるのやぞっ」
「お前はアシタカか、そんなこと言って
るとてっぺんハゲるぞ」
「お前だってベジータみたいになってん
じゃんかよ」
「誰がスーパーサイヤ人やねん」
「でもなあサクよ」
「なんぞい」
「もうこの年になったらもうええわ」
「何がよ」
「ボクも神経痛で左の肘が痛いけど
残りの余生も少ないしもういいかなって
最近思うようになったんよ
髪の毛も一緒よ」
「おいおいもうその境地に達したんか」
「若いころなら悲観するかもしれんけど
なんかもう仕方ねーなぁって感じ?」
「そうかもなぁ…」
「でもベジータだけは
絶対イヤやでっ!」