〇聞く力

無線教習で合宿生男子をふたり

担当しました

 

 

無線教習とは、指導員が助手席に

座って行う教習とは違い、遠く

離れた無線室からコースを見渡し

無線機で指導するものです

 

今流行りのオンライン○○みたい

なもんです

 

でボク、

スイッチを入れて呼びかけました

 

「○○さ~ん、準備どうっすか~」

 

すると

 

「〇※◇■✖♡▽・・・・・」

 

何言ってるのか分からない…

 

「あの~もう一回言って下さい」

 

またしても

 

「〇※◇■✖♡▽・・・・・」

 

小声だとかノイズだとか風の音

とかではなく、ただただ発音が

不明瞭

 

何言ってるのかよく分からない

 

「ゆっくり言って」

「もう一回」

「ごめ~ん、分からない」

 

このやりとりを7回やって

やっとわかりました

どうやら

 

『マスク外してもいいですか?』

彼はこう言ってたようでした…

 

 

なあ、佐伯

こんな事はじめてだぜ

一瞬、新喜劇の諸見里の

チェンバル語思い出したわ

てか、ボクの耳はもうアカンの

だろうか

加齢と共に聞く力が落ちている

のだろうか

蚊の『ぷ~~ん』って音もよっぽど

接近されないと聞こえないし

K指導員と話しても何言ってるか

よく分からないし

どうしよか?

 

「こんどーさん」

 

「はい」

 

「とりあえず耳そうじすれば

 よく聞こえるんちゃう?」

 

「あっ、なるほど~

 ホンマや~

 こんなおっきいの取れたわ~

 カ・イ・カ・ン・・・

 っておいっ!」

 

 

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