○てんちゃんとの会話

天満指導員が言うてきました

「次の時間にこんどーさんがあたる

 女子、何も喋らないですよ」

いったいやぶからぼうに何なんだ

・・・近藤です

 

「どして? おとなしい感じの人なん」

 

「そうですねぇ、おとなしすぎる感じで

 すね

 何言っても返事もあいづちもしてくれ

 なかったっすよ…」

 

「おいおいそりゃキツイな、恋のからくり

 夢芝居、いや一人芝居やな

 いやいや『ひと~り上手と呼ばないで~

 』の中島みゆきやな」

 

「最低限の返事はしてくれないと理解し

 てくれてるのかもわかりかねますね」

 

「ツッコめよ、てかそりゃぁ天満よ

 お前もお前だよ

 もしお前が竹内涼真みたいなイケメン

 だったらボクなら目キラキラさせて

 声も1オクターブあげて『はい♡』

 言うで」

 

「ウルセーほっとけ

 とにかく次あんたやからよろしく」

 

「おおっ、まかせとけぃ」

 

で、

次の教習後・・・

 

「どうだったん?コミュニケーション

 とれたん」

 

「・・・・・・」

 

「んっ?」

 

「ボクも竹内涼真には

 程遠かったらしい…」

 

「ああ、そう…」

 

「場をなごまそうとジョークのひとつも

言ってみたけど無反応だったよ…

仕方ないんで自分で笑ってきた…」

 

「・・・」

(そりゃあんたのジョーク程度じゃぁ…)

 

だってさ

銀英伝の名言にあるじゃないすか

「ジョークだけでは生きられないが

ジョークなしでは生きたくないね」って

 

笑いって人間にとって必要不可欠な要素

だと思うよ

 

 

by尾崎豊

 

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